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アラバマ州のDacaturのことを調べる途中で、貴HPが見つかりました。まだ少しかじっただけですが、その知識の豊富さには驚きました。マスターキーの仕組みは、ずっと謎だったので、今は非常にすっきりした気持ちです。
色の3原色と光の3原色についても、小生は別の角度から考察したことがありますが、それを下に貼り付けます。邪魔でしょうが。
小生は最近display(テレビ、パソコンモニター、携帯画面、車の表示板など)に関する仕事をしているのだが、そのおかげで色について少しは知識が増えた。その中で、小生にとって「目からうろこ」の経験となったのが、「三原色」の話である。我々は昔からの知識として、「光の三原色」と「絵の具の三原色」があり、前者は赤、青、緑であり、後者は赤、青、黄であると教わってきた。さらに、光の三原色は全部を混ぜると白になり、絵の具の三原色は全部を混ぜると黒になると知っている。幼少時代からの小生の疑問は、赤と青は共通なのに、どうして光では緑、絵の具では黄色になるのだろう、ということであった。
詳しい理論は省略するが、この疑問に対する答は、「色の呼び方に問題あり」なのである。光の三原色が、本来の三原色であり、これは本当に赤、緑、青なのである。英語では略してRGB
(Red, Green
Blue)と呼ぶ。で、絵の具の三原色はどうかというと、こちらは光の吸収を見ているので、基本的にはRGBの補色が三原色になるのである。赤の補色が青と緑の中間、緑の補色が赤と青の中間、青の補色が黄色になる。印刷業界などの、色に厳密な世界では昔から青と緑の中間をシアン(cyan)と呼び、赤と青の中間をマゼンタ(magenta)と呼んできた。つまり、絵の具の三原色は、厳密に言うとマゼンタ、シアン、黄色になる。だから、「赤と青は共通なのに」というところが根本的に間違っているのである。なぜ小学校の教育ではシアンを青、マゼンタを赤などと、それこそ白を黒と言いくるめるような教育をするのだろうか。ところで英語では、magentaはマジェンタと発音し、決してマゼンタではない。この言葉はもともとイタリアの地名で、ここで戦われたマジェンタの大戦の後にこの色の染料が発明されたことによるらしい。
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